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参院選 民主複数擁立区 小沢氏が分離支援案 A候補は党 B候補は連合(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長が、今夏参院選で同党が複数候補者を擁立する選挙区について、党が責任を持つ候補者と、支持団体の連合が責任を持つ候補者に分けて選挙戦に取り組むよう連合に提案していたことが8日分かった。2人擁立なら1人は党が、もう1人は連合が中心となって支援し、競い合うことで2人当選を目指す戦術だ。ただ、候補者が連合になじむかどうかという問題もあり、連合内では賛否が割れている。

 関係者によると、小沢氏は昨秋、改選数2の選挙区での選挙協力について、連合関係者に対し「2人いる民主候補者のうち、どちらか連合に支援してもらいたい。あとはこっちでやりたい」と述べたという。改選3以上の選挙区も念頭にあるとみられる。

 小沢氏が棲み分け戦術を選んだのは「党と連合が二手に分かれれば責任の所在がはっきりし、双方とも手抜きができない。地盤が盤石でない現職候補の不安も払拭(ふっしょく)できる」(民主党参院議員)との読みがある。

 同党は主に改選2の選挙区で現職に次ぐ2人目の候補者擁立を進めているが、「現職が厳しい戦いを強いられるときに、県連が喜んで候補者の名前を出すのは難しい」(石井一選対委員長)状態で、2人目の選考が遅れている。棲み分けをとれば、候補選定に拍車がかかる可能性もある。

 これに対して連合は「最終的にはこれから詰めていく」(幹部)と述べるにとどめている。内部協議は続いており、最終的な態度は明確になっていない。

 これは、公募などを通じて民主党が選んだ新人候補の政策や人物像が不透明なためで、連合内には、労組を挙げて支援できる人物かどうかを確認する必要があるとの声があり、「新人支援を頼まれ『はい、分かった』とすんなり言うわけにはいかない」(関係者)と、賛否が混在している状態だ。

 同党は16日の党大会で、選挙区候補や追加の比例候補を合わせて第1次公認を発表する予定。連合は、この人選を見極めたうえで最終方針を決める。

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